一般に乳幼児は、さまざまな感染症にかかりやすいものです。とくに、伝染性のある感染症に罹患した状態で登園した場合、保育園は毎日長時間にわたり集団生活をしますので、午睡や食事・集団での遊びなど他の園児との接触の機会が多く、飛沫感染や接触感染が避けられません。また、正しくマスクの装着したり、適切に手洗いをしたり、物品を衛生的に取扱うなどといった基本的な衛生対策が、まだ十分にできない年齢です。
さらに、とくに乳児(1歳未満)には以下のような特性があります。
感染症にかかりやすい
→母親から胎盤をとおしてもらっていた免疫が生後数ヶ月以降に減り始めるため
呼吸困難に陥りやすい
→大人に比べて鼻孔が狭く、気道も細いため、風邪などで粘膜が腫れると息苦しくなりやすい
脱水症状をおこしやすい
→乳児は、年長児や大人と比べて、体内の水分量が多く1日に必要とする体重あたりの水分量も多い。発熱、嘔吐、下痢などによって体内の水分を失ったり、咳や鼻水等で哺乳量や水分補給が低下すると脱水症状になりやすい
(厚生労働省「2018年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」による)
以上の点から、万一お子さんが伝染性のある感染症に罹った場合には、厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」及び学校保健安全法等に基づき保育園を休んでいただくことになります。
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