お子さんの体調が悪いときには
保育園を休ませた方がいい場合
お子さんに次のような様子や状況にある場合には、登園を見合わせ、保育園に連絡して様子を伝えたうえで、安静にさせて様子を見守るか、状態によってはすみやかにかかりつけの医院で診察を受けましょう。
1)発熱している場合
〈どんな様子や状況か〉
- 朝から37.5℃を超えた熱とともに元気がなく機嫌が悪い
- 食欲がなく朝食・水分が摂れていない
- 24時間以内に解熱剤を使用している
- 24時間以内に38℃以上の熱が出ていた
※1歳以下の乳児の場合、以下も注意
- 平熱より1℃以上高いとき(38℃以上あるとき)
〈いつまで休ませるか〉 発熱期間と同日の回復期間が必要
2)下痢を起こしている場合
〈どんな様子や状況か〉
- 24時間以内に2回以上、水のような便をしている
- 食事や水分を摂ると下痢をする(1日に4回以上の下痢)
- 下痢に伴い、体温がいつもより高め
- 朝、排尿がない
- 機嫌が悪く、元気がない
- 顔色が悪くぐったりしている
〈家庭でできること〉
- 消化吸収の良い、おかゆ、野菜スープ、煮込みうどん(短く刻む)等を少量ずつゆっくり食べさせる
- 適切な水分と経口補水液の補給(医師の指示により使用のこと)
- 下痢の時に食べさせてはいけない食べ物
脂っこい料理や糖分を多く含む料理やお菓子
香辛料の多い料理や食物繊維を多く含む食事
(例)ジュース、アイスクリーム、牛乳、ヨーグルト、肉、脂肪分の多い魚や
芋類、ごぼう、海草、豆類、乾物、カステラ
3)嘔吐をする場合
〈どんな様子や状況か〉
- 24時間以内に2回以上の嘔吐をしている
- 嘔吐に伴い、いつもより体温が高めである
- 食欲がなく、水分もほしがらない
- 機嫌が悪く、元気がない
- 顔色が悪くぐったりしている
4)咳をする場合
〈どんな様子や状況か〉
*前日に発熱がなくても、次のような状況であれば要注意である
- 夜間しばしば咳のために起きる
- 喉からゼイゼイ・ヒューヒューという音がする、苦しそうに呼吸している
- 呼吸が速い
- 37.5℃以上の熱を伴っている
- 元気がなく機嫌が悪い
- 食欲がなく朝食・水分が摂れない
- 少し動いただけで咳がでる
5)発しんが出ている場合
- 発熱とともに発しんのあるとき
- 今までになかった発しんが出て、感染症が疑われ、医師から登園を控えるよう指示されたとき
- 口内炎のため食事や水分が取れないとき
- とびひ
顔等で患部を覆えないとき
浸出液が多く他児への感染のおそれがあるとき
かゆみが強く手で患部を掻いてしまうとき
厚生労働省「2018年改訂版保育所における感染症対策ガイドライン」による
(一部、表現を改変)
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